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・世間はすっかり、モンスターハンターの新作で持ちきりで、あたいの友人達も早速「狩猟解禁だぜぃ!」と意気揚々と生肉を切り刻む旅に出かけたのである。あたいは、ゲームなんぞすっかり熱が冷めてしまったので、興味もへったくれもありゃしない。
いまや、あたいに残されている道は映画しかないのでヤンス。そんなあたいは、毎年冬に行われる映画雑誌の老舗「キネマ旬報」の洋画と邦画のベストテンをこの時期から、早速予想している。今日購入した、キネ旬の最新号に、選考用の今年封切られた映画のタイトルリストが掲載されていたから、今日の今日、早速予想している。
といってもだね、小説と違って、映画っつーもんをあたいみたいに年間200本以上観ている御方なんて、周りにもいないもんだから(そもそも皆、映画に興味は無いのだ大抵の場合)、第三者の意見も参考に出来ず、独断と偏見、忍び足差し足で騙し騙し予想するしかないのだ。まぁ、それはそれで楽しいから良いのだけども。
以下はそんなあたいが、約15分という適当すぎるにも程がある短い時間で結論付けた、2010年の日本映画ならびに外国映画のベストテン&個人賞予想である。誰得すぎる内容だが、どうせ来訪者の少ない私のブログなのだ。好き勝手やるしかない。
【第84回・キネマ旬報ベストテン 大予想】
日本映画ベストテン
第1位:「悪人」
第2位:「告白」
第3位:「必死剣鳥刺し」
第4位:「キャタピラー」
第5位:「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」
第6位:「十三人の刺客」
第7位:「カラフル」
第8位:「アウトレイジ」
第9位:「おとうと」
第10位:「川の底からこんにちは」
次点:「ヒーローショー」「春との旅」
監督賞: 中島 哲也(告白)
脚本賞: 吉田修一、李相日(悪人)
主演男優賞: 妻夫木 聡(悪人)
主演女優賞: 寺島 しのぶ(キャタピラー)
助演男優賞: 柄本 明(悪人)
助演女優賞: 大竹 しのぶ(ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う)
新人男優賞: ジャルジャル(ヒーローショー)
新人女優賞: 佐藤 寛子(ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う)
・2010年の邦画は久々の豊作といえる。10作に絞るだけでも苦労した。第1位争いは今年の映画界を席巻した「悪人」と「告白」のデッドヒートとなるのはほぼ間違いないといえる。予想では報知映画賞で早速各賞を荒らした「悪人」を選んだ。やはり俳優陣の力が備わっている作品には底上げ的な強みも加わっているのだ。なので、個人賞にも主演男優賞と助演男優賞には当該作より予想した。そして、数多く公開された時代劇の中からは、「必死剣鳥刺し」と「十三人の刺客」の二作を予想選出。まだ未見の「最後の忠臣蔵」も気になるが、キネ旬のベストテンに絡む映画としては、前述の二作がふさわしいといえる。
外国映画ベストテン
第1位:「ハート・ロッカー」
第2位:「第9地区」
第3位:「アバター」
第4位:「インビクタス/負けざる者たち」
第5位:「シルビアのいる街で」
第6位:「息もできない」
第7位:「瞳の奥の秘密」
第8位:「インセプション」
第9位:「トイ・ストーリー3」
第10位:「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」
監督賞:ジェームズ・キャメロンの元ワイフ(ハート・ロッカー)
※外国映画における、キネ旬での個人賞は監督賞のみ。
・邦画とは対照的に、2010年の洋画は凡作愚作の百花繚乱であり、そもそも10作を挙げるだけでも苦労した。第1位から行き成り迷ってしまい、それでもキネ旬の評論化諸氏の嗜好を探った結果が以上の通り。1位は順当に「ハート・ロッカー」。でもゴズィラはこの作品、相当に嫌いな内容なのでぶっちゃけどーでもよろしい。個人的には「息もできない」「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」といった優れたアジア映画が上位にくるべきなのだ。何故か、手法が斬新なだけの「第9地区」「シルビアのいる街で」も、評論家受けが大変良かったもんだから、納得いかないもののランクインさせた。例年なら予想にすら挙げない第9位のようなピクサー映画の力も借りて、やっとこさベストテンを形成出来たのだから、外国映画の不毛振りには情けなく思うばかり。