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ご無沙汰です。約一年ぶりの記事です。すっかり月日も巡り巡りて、当サイトも3周年が過ぎ、4年目に突入しました。私は個人的な事情(映画鑑賞以外)により、小説執筆が滞っておりますが、今現在はラミさんのサイトの小説投稿掲示板に於きまして、パワプロ9・あかつき大付属の六本木優希を主人公にした二次創作長編小説を執筆中であります。それだけに留まらず、本サイトに書き下ろす為を前提にしたオリジナル小説や、某サイトに投稿予定の二次創作集も、作成途中であります。自作小説に関しましてはこれから随時、更新の方を行って行きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。尚、当サイトをご覧になっている皆様方からの投稿小説も、勿論大歓迎であります。現在も引き続き、メールにて受け付けております。是非是非、貴方の小説、当サイトに飾らせてください。
と、ここまで喋らせて頂きましたが、ここら辺でまずは今年で第2回目となりました、前年に鑑賞した劇場映画のBEST10(DARESIA賞)を発表させて頂きます。ちなみに昨年の第1回(06年度対象)のBEST1ですが、洋画1位はスティーブン・スピルバーグ監督の「ミュンヘン」。邦画1位は李相日監督の「フラガール」でした。さて、今回からは洋邦画に加えまして、アニメ映画のBEST10、さらに物凄く不愉快に感じた最低映画ワースト10も勝手ながら発表していきます。一個人の嗜み程度に捉えて頂ければ嬉しい限りです。
第2回:DARESIA賞 BEST10
対象:07年1月1日~同年12月31日までに一般封切り(地域限定含む)を迎えた中で私が鑑賞した、邦画57本・洋画75本の計132作品。
邦画BEST10
第1位:「キサラギ」
第2位:「14歳」
第3位:「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
第4位:「めがね」
第5位:「ひめゆり」
第6位:「夕凪の街 桜の国」
第7位:「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
第8位:「転々」
第9位:「河童のクゥと夏休み」
第10位:「おそいひと」
日本映画 最優秀作品賞:「キサラギ」
日本映画 最優秀監督賞:群青いろ(廣末哲万、高橋泉)「14歳」
日本映画 最優秀主演男優賞:廣末哲万「14歳」
日本映画 最優秀主演女優賞:佐藤江梨子「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
日本映画 最優秀助演男優賞:香川照之「キサラギ」
日本映画 最優秀助演女優賞:永作博美「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
日本映画 最優秀新人男優賞:森永悠希「しゃべれども しゃべれども」
日本映画 最優秀新人女優賞:該当者無し
洋画BEST10
第1位:「題名のない子守唄」
第2位:「ヘアスプレー」
第3位:「世界最速のインディアン」
第4位:「善き人のためのソナタ」
第5位:「ミス・ポター」
第6位:「パンズ・ラビリンス」
第7位:「ある愛の風景」
第8位:「やわらかい手」
第9位:「この道は母へとつづく」
第10位:「僕のピアノコンチェルト」
外国語映画 最優秀作品賞:「題名のない子守唄」
外国語映画 最優秀監督賞:スザンネ・ビア「ある愛の風景」
外国語映画 最優秀主演男優賞:ウルリッヒ・ミューエ 「善き人のためのソナタ」
外国語映画 最優秀主演女優賞:クセニア・ラパポルト「題名のない子守唄」
外国語映画 最優秀助演男優賞:セルジ・ロペス「パンズ・ラビリンス」
外国語映画 最優秀助演女優賞:ケイト・ブランシェット「あるスキャンダルの覚え書き」
外国語映画 最優秀新人男優賞:ピョトル・ヤギェルスキ「僕がいない場所」
外国語映画 最優秀新人女優賞:ニッキー・ブロンスキー「ヘアスプレー」
アニメ映画BEST10
第1位:「河童のクゥと夏休み」
第2位:「アズールとアスマール」
第3位:「ピアノの森」
第4位:「ストレンヂア 無皇刃譚」
第5位:「レミーのおいしいレストラン」
第6位:「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」
第7位:「秒速5センチメートル」
第8位:「空の境界 第1章・俯瞰風景」
第9位:「鉄人28号 白昼の残月」
第10位:「秘密結社 鷹の爪~THE MOVIE~ 総統は二度死ぬ」
最低映画ワースト10
第1位:「劇場版 灼眼のシャナ」
第2位:「フランドル」
第3位:「監督・ばんざい!」
第4位:「パッチギ! LOVE&PEACE」
第5位:「スパイダーマン3」
第6位:「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド」
第7位:「酔いどれ詩人になる前に」
第8位:「輝ける女たち」
第9位:「ボビー」
第10位:「ブリッジ」
2007年7月14日、「ダイハード4.0」の鑑賞で、とうとう年間鑑賞本数が50本に到達。これは私が昨年、目標にしていた07年の総鑑賞本数である。が、既に7月の中旬で目標を達成してしまった。15日と16日も合わせて3本の映画鑑賞をしたことにより、06年と07年の累計も100本越えを果たす。私は半年に100本以上も鑑賞できるような評論家や、マニアな身分ではないが、時間が無い中よく頑張れていると思う。鑑賞内容は以下の通り。
本数内訳:
日本映画…23本(実写17本 アニメ6本)
外国語映画…30本
★番付内訳
★★★★★…19本
★★★★…15本
★★★…8本
★★…8本
★…3本
日本映画
・それでもボクはやってない…★★★★
・バッテリー…★★★★
・秒速5センチメートル…★★★★★
・蟲師…★★
・スターフィッシュホテル…★★★★★
・劇場版 灼眼のシャナ…★
・劇場版 キノの旅~病気の国~…★★
・東京タワー オカンとボクと、時々、オトン…★★★★★
・恋しくて…★★★★
・パッチギ!LOVE&PEACE…★★
・新SOS大東京探検隊…★★★
・しゃべれどもしゃべれども…★★★★★
・監督・ばんざい!…★
・鉄人28号 白昼の残月…★★★★
・カインの末裔…★★★
・キサラギ…★★★★★
・舞妓Haaaan!!!…★★★★
・秘密結社 鷹の爪~THE MOVIE~ 総統は二度死ぬ…★★★★
・きみにしか聞こえない…★★★
・サイドカーに犬…★★★★
・腑抜けども、悲しみの愛を見せろ…★★★★★
・図鑑に載ってない虫…★★★★
・16[jyu-roku]…★★★★★
日本映画・ベスト10 (7月18日現在)
第1位:「キサラギ」
第2位:「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」
第3位:「16[jyu-roku]」
第4位:「しゃべれども しゃべれども」
第5位:「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
第6位:「スターフィッシュホテル」
第7位:「秒速5センチメートル」
第8位:「サイドカーに犬」
第9位:「恋しくて」
第10位:「バッテリー」
外国語映画
・マリー・アントワネット…★★★★
・幸せのちから…★★
・世界最速のインディアン…★★★★★
・ドリーム・ガールズ…★★★★★
・善き人のためのソナタ…★★★★★
・ナイト・ミュージアム…★★★★★
・ラストキング・オブ・スコットランド…★★★★★
・オール・ザ・キングスメン…★★★★
・ブラッド・ダイヤモンド…★★★★★
・ザメッティ…★★★★
・ブラック・ブック…★★★★★
・フランシスコの二人の息子…★★★★
・今宵、フィッツジェラルド劇場で…★★★★
・クイーン…★★★
・BABEL…★★★★★
・パラダイス・ナウ…★★★★★
・スパイダーマン3…★★
・輝ける女たち…★★
・ボビー…★★
・パイレーツ・オブ・カリビアン3…★★
・フランドル…★
・明日、君がいない…★★★
・主人公は僕だった…★★★
・あるスキャンダルの覚え書き…★★★★★
・それでも生きる子供たちへ…★★★★★
・ボルベール<帰郷>…★★★★
・傷だらけの男たち…★★★
・ダイハード4.0…★★★★
・ブリッジ…★★
・ハリーポッターと不死鳥の騎士団…★★★
外国語映画・ベスト10 (7月18日現在)
第1位:「世界最速のインディアン」
第2位:「善き人のためのソナタ」
第3位:「バベル」
第4位:「パラダイス・ナウ」
第5位:「ブラックブック」
第6位:「ブラッド・ダイヤモンド」
第7位:「ドリーム・ガールズ」
第8位:「ラストキング・オブ・スコットランド」
第9位:「それでも生きる子供たちへ」
第10位:「あるスキャンダルの覚え書き」
さて、21日以降も「ピアノの森」「フリーダム・ライターズ」「街のあかり」「ジーニアス・パーティ」「河童のクゥと夏休み」などなど、ミニシアターの話題作が目白押しです。個人的にはデヴィット・リンチの最新作「インランド・エンパイア」に期待。超期待。難解映画、大好きです。
小説を書く上で最も難しい部分は、地の文ではなく紛れも無く「台詞」であると思うのですよ。地の文は正直、とても書き易いのではないだろうか。何故なら、一人称ならその登場人物の主観を丸々書けることが出来るから。今の状況や、不安に揺らぐ本音を示す心理状態や、それからの思惑。地の文はとても幅がある。自分の気持ちなんて隠さなくて良いのだからね。しかし、台詞となるとある程度の本音とかの気持ちは殺さなくては駄目なのだ。駄目なんです。しかし、人間は不思議な生き物でして、本人では隠している本音が台詞を通じて、相手にいつの間にか裏腹を読まれてしまう。隠している本音をチラチラと垣間見ることが出来る、そのスレスレの描写が「台詞」には求められるのではないかと。だから、今何かと話題に上がる台本小説は、恐らく小説を書く上で最も難しい類なのです、実は。だって、普通の小説とは立場が逆転してますからね。感情の核となる地の文は少なく、そうではない台詞が主体となるのだから。台本小説は面白みに欠ける、台本小説は小説として成さないと捉える人については、「ほう、じゃあ貴方の描く台詞は絶品なのですね。地の文もましてや台詞も完璧なんですね」と皮肉たっぷりに拝み倒してしまいたいのです。以前、森鴎外ファンの母に「台本小説という、台詞で構成されている小説についてどう思うか?」と尋ねたが、やはり母も「小説の中で一番難しい」との見解を示す。しかし、それでも「台詞小説は手抜き」と見解する方は少なくないです。そして「台詞小説は高等技術」と主張する方は意外と少ない。
でも「台詞小説は手抜き」という考えが広がっているにはそれなりの理由があると思うのです。最大の理由として、その類を書いている人間が「まだ小説を書き始めて間もない」というのが“圧倒的”に多いから、だと感じます。私みたいな小説を手にしたことなどない野郎が、いざ小説に挑戦するとなると、どうしても地の文が考えられない、そもそも地の文と台詞の構成が分からない故に、必然的に台詞が多い小説が出来上がってしまうものです。そして肝心の台詞自体も軽い。高等技術なのに、初心者が書くと一変して下等技術に捉えられてしまう。それが私の理由だと思うことです。ましてや、パソコンがあれば、なくても紙とペンさえあれば誰でも創作出来るのが小説です。漫画にはない気軽さというものが小説執筆の魅力と思ってやまない私がいます。でも、その気軽さ故に楽しく踏み込んだ第一歩で「台詞が殆どの小説なんて…」と言われてしまうのは余りに悲しい。台詞は小説の上で基本だと思う。登場人物が台詞を言う、その言葉を他の人物が理解、または了承して物語の事態は動いていくものです。無理して増やした地の文だけでは物事は進んでいきません。「台詞」を馬鹿にしないで欲しい。懸命に台詞を考えて、書いて、そして創作する喜びを初めて知った方々をあざ笑わないで欲しい。
小説の世界も現実も「無言では成り立たない」のですよ。